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居心地のいい空間をつくるカラースキームTips4選

2024年1月9日
読了時間: 5分

更新日:9月22日


居心地のいい空間をつくるためには、家具や照明、素材だけでなく、空間全体の色の組み合わせ(カラースキーム)も重要です。


カラースキームとは、空間の中で使用する色を選び、それぞれの色の割合や組み合わせを考える配色計画のことです。壁や床など広い面積を占める色をはじめ、家具やファブリック、小物などの色を組み合わせながら、空間全体の印象を整えていきます。


建築パースでも、使用する色によって完成イメージは大きく変わります。同じ間取りや家具を使用していても、明るい色を中心にまとめる場合と、落ち着いた色を中心にまとめる場合では、空間から受ける印象が異なります。


また、色を増やしすぎると空間がまとまりにくくなる一方、ベースとなる色を決め、素材や家具、小物の色をバランスよく配置することで、統一感のある建築パースに仕上げやすくなります。


特に住宅やホテル、店舗などの内観パースでは、形状や素材を正確に表現するだけでなく、その空間でどのように過ごせるのか、どのような雰囲気を感じられるのかを色によって伝えることも大切です。

この記事では、建築パースで居心地のいい空間を表現するために取り入れたい、カラースキームのTipsを4つ紹介します。



CONTENTS



Tips1. 低彩度を選ぼう


落ち着いた空間を表現したい場合は、彩度を抑えた色をベースにする方法があります。


彩度とは、色の鮮やかさを表す要素です。彩度が高いほど鮮やかで存在感のある色になり、彩度を下げるとグレーがかった穏やかな色合いになります。



建築パースでは、壁や床、カーテン、ソファなど、面積の大きな部分に低彩度の色を取り入れることで、空間全体を落ち着いた印象にまとめやすくなります。たとえば、グレージュやアイボリー、淡いグレー、くすみのあるブルーやグリーンなどが取り入れやすい色です。


落ち着いたスパ・ウェルネス施設
落ち着いたスパ・ウェルネス施設

ただし、すべてを同じような低彩度の色でまとめると、平坦な印象になることもあります。木材など素材そのものの色や、濃淡の異なる色を組み合わせて変化をつけることで、落ち着きを保ちながら奥行きのある空間を表現できます。



Tips2. アースカラーや自然素材の色を取り入れる


居心地のいい空間を表現する方法のひとつが、アースカラーや自然素材が持つ色を取り入れることです。


アースカラーとは、土や砂、植物、石など、自然をイメージさせる色のことです。ベージュやブラウン、カーキ、オリーブグリーン、グレーなどが代表的で、彩度を抑えた色が多いため、空間になじませやすい特徴があります。


建築パースでは、壁や家具を単純にアースカラーで塗り分けるだけでなく、木材や石、タイル、左官材などの素材そのものが持つ色や質感を取り入れるのも効果的です。木目や石の濃淡などが加わることで、同系色を中心とした空間にも自然な変化をつけられます。


たとえば、ベージュやアイボリーをベースに、木材のブラウンや植栽のグリーンを組み合わせると、色数を抑えながらも単調になりにくくなります。


アースカラーだけで統一するのではなく、素材の質感や色の濃淡も含めて組み合わせることが、まとまりのある空間を表現するポイントです。




Tips3. ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーのバランスを整える


空間全体に統一感を持たせるためには、使用する色を増やしすぎず、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの役割を意識して配色することが大切です。


ベースカラーは、壁や床、天井など空間の広い面積を占める色です。メインカラーは家具やカーテンなどに使用し、空間全体の印象をつくります。アクセントカラーは、クッションやアート、小物などに取り入れ、空間に変化を加える役割があります。


建築パースを制作する際も、最初にベースとなる色を決めてから、家具やファブリック、小物の色を加えていくと、配色を整理しやすくなります。


ただし、それぞれの色を必ず決まった割合で使用する必要はありません。空間の広さや用途、素材、照明によって色の見え方も変わるため、パース全体を確認しながら色の面積や濃淡を調整することがポイントです。



Tips4. アクセントカラーを小物で取り入れる


ベースカラーやメインカラーで空間全体をまとめたら、アクセントカラーを小物に取り入れて変化をつけるのも効果的です。


アクセントカラーは、空間の中でポイントとなる色です。クッションやアート、ラグ、花器など、比較的小さな面積に取り入れることで、全体の配色を大きく変えずにメリハリを加えられます。


建築パースでは、ベージュやグレーなど落ち着いた色を中心にした空間に、ブルーやグリーン、イエローなどを少量加えると、視線を集めたい場所をつくることもできます。


ただし、アクセントカラーを多くの場所に使いすぎると、それぞれの色が目立って空間がまとまりにくくなります。ベースカラーやメインカラーとの相性を確認しながら、ポイントを絞って配置することが大切です。


また、同じアクセントカラーをクッションやアートなど複数の場所に少量ずつ取り入れると、空間全体につながりを持たせやすくなります。



まとめ


建築パースで居心地のいい空間を表現するためには、色を一つずつ選ぶだけでなく、空間全体のカラースキームを考えることが大切です。


低彩度の色やアースカラーをベースにすると、落ち着いた配色にまとめやすくなります。さらに、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの役割を整理し、素材や家具、小物まで含めて色のバランスを調整することで、空間全体に統一感を持たせることができます。


また、建築パースでは照明や素材によっても色の見え方が変化します。配色だけを個別に考えるのではなく、素材の質感や光、空間全体の雰囲気を確認しながら調整することがポイントです。


今回紹介した4つのTipsを参考に、表現したい空間のイメージに合わせてカラースキームを組み立ててみてください。

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